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山里の桜守たちが育てた一本桜

春の売木村を訪れた旅人は、山里に点在するしだれ桜の美しさにきっとため息をつくでしょう。名だたる巨木・古木こそ少ないものの、美しく整った枝ぶり、勢いあふれる花つきは他の地域に負けない魅力を持っています。

この里の一本桜のほとんどはエドヒガンで、樹齢は数十年~100年余り。明治の終わりから戦後にかけて、地元の人たちが植えたものです。
根元には必ずといってよいほど馬頭観音などの石塔がたたずみ、かつて馬の飼育が盛んだった村の歴史を伝えています。

正平桜

正平桜

山ぎわの畑から集落を見下ろす桜。白鳥神社横にあった古木・神代桜の子を植えたと伝えられている

宝蔵寺の桜

宝蔵寺の桜

宝蔵寺は文禄元(1592)年の創建で、宝暦4(1754)年以後に現在地へ再建された。山門は17世紀の建立とされ、村内最古の木造建造物として村の文化財に指定されている。

与助の桜

与助の桜

与助とは地名。昭和3年生まれの所有者の方によれば、「父母が植えたもので、自分と同じ年ではないか」という

福美桜

福美桜

枝ぶりの美しさから人気が高い。地元の伊東福美さんが植えたことからこの名がついた

大入りのシダレ桜

大入りのシダレ桜

大入洞の入口にあるのでこの名がある。地元の人たちは、大入桜のつぼみが赤くなったのを籾種蒔きの目安にしたという。

三太夫の桜

三太夫の桜

根元の石塔には明治6年の銘があり、三太夫という人物が行き倒れたのを埋葬したものという

売木ふるさと資源MAP

成長が期待される若木は多数
ちなみに…

今後の成長が期待される若木は多数。
売木の桜は赤みが強いのが特徴。

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信州の南の端。峠に囲まれた小さな山里、うるぎ村。