売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

12月19日


12月19日(土)、9時から"炭の窯出し"をすることに。2週間前の土曜日のお昼頃に火をつけ、皆で交代しながら数日、焚口で薪を焚き続けた炭焼き。その後、空気を遮断するために焚口や空気穴・煙突などを完全に塞ぎ、窯が冷えるのを待っていたのです。汚れてもよい服装で窯の所に移動した学園生たちは、まず 焚口前の板を外すと、土が地層のように固まっているのを見て、驚いていました!
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そして、窯の屋根の下に入り、窯の蓋を覆っていた土を取り除く作業開始。隙間から、窯の中に土が入ると困るので、蓋をしっかり押さえる役割を担う子も。
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並行して、焚口を塞いでいた土や焚口に残っていた燃えかすも塵取りなどを使って取り除きました。
土埃にまみれることを厭わず、次回の炭焼きの時に使うために取っておく土を、こぼさないよう 袋に黙々と入れ続ける子もいました。
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蓋を開けられる状態になったので、オープン!! 全て灰になっているのではないかという心配は吹き飛びました。
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しかし、炭焼きをしている途中に蓋を開けて確認することは当然できなかったので、全てちゃんと炭になっていたらよいなぁという期待と、もしかしたら木のままなのではないかという不安が交錯しましたが、中を覗き込み ひとつ取り出してみると、大失敗ではなさそう。炭ができていました!

窯から取り出す役割・炭になっているかどうか見極める役割・ちゃんと炭になっているものを乱暴に扱うと割れてしまうので、紙袋に丁寧に入れていく役割などを順番に体験することに。交代しながら、窯出しを進めていきましたが、やはりドラム缶窯の中に手を入れ、炭を取り出す役目が回ってくるのが待ち遠しかった様子。「ちっちゃくて軽い・・・ということは、炭になってる!!」と言いながら、隣の子に手渡していました。
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窯の中に手を伸ばしてひとつ取り出し、目で見たり、手に取った時の重さや叩いた時の音で判断したりして、炭になっていることを確認できた子もいれば、わからなくて「これ、炭?」と指導員に聞く子も。
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ドラム窯の上の方に詰められていたものは理想通りの炭になっていましたが、下の方のゾーンには完全に炭になっていないものが多くありました。「これは、炭になっていない!」「これも炭じゃない!」という声が続き...。紙袋に入れられないものが山積みになってしまいました。
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真っ暗な窯の中を見たり、手を突っ込んだりして、炭のかけらもできる限り取り出しました。横にして作られたドラム缶窯の中は曲面なので、きれいにすくい取るのはなかなか難しかったのですが、汚れることを厭わず作業する姿が! 手を伸ばして、排煙口の周りなどもきれいにしました。
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一旦、窯から全て取り出し、山積みにしていた不完全だったものは、次の機会に焼き直すことにしました。そこで、きれいになったドラム缶窯の中に詰めてしまうことに。今回の炭焼きの、失敗とまでは言わないけれど窯に詰めた半分くらいが不完全な炭だった原因を皆でああでもないこうでもないと考え、詰め方に問題があったことも否めないということで、立てた状態で詰めて焼いてみたらどうだろうということになりました。そして、なかなか難しかったのですが、出来損ないの炭をどうにか立てていき、隙間には原木も詰めました。
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蓋をして、先ほど窯出しをする際に取り除き、袋に入れておいた土をかけました。火を焚くのは3学期になりそうですが、これで次回の炭焼き準備はOK!
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今回の炭焼きでできた木炭は、紙袋(30kg用米袋)にいっぱい入れて、2袋でした。できた炭は、これからや来年度の活動で使う予定。炭を入れた紙袋を運び、令和2年産と書き込んで倉庫に納め、活動終了。

10時半からは、お正月準備活動 第一弾として"鏡餅作り"をすることに。学園生たちは、初めに、売木の伝統文化をまとめてあるDVDを見て、売木村の年越しや大正月について知りました。売木村では昔から祝い事にはお餅をついて、神様に供えたり食べたりするのが一番のご馳走といわれ、特にお正月にはたくさんのお餅をついたそう。お正月用のお餅は、29日は苦餅・31日には一夜餅といわれ縁起が悪いといって嫌い、30日に餅つきをすることが多いよう。でも、30日は学園生たちは帰省して不在なので、かなり早いですがこの日に。昔は神様用の餅をつくときは、つく人と手水をつけて返す人とは同じ履き物を履かなければ...といわれていたのだとか。また、売木では鏡餅のことをお供えといっているそう。

倉庫前に準備した臼の周りに集合し、厨房で蒸していた餅米が良い具合に蒸しあがったので、11時半頃から餅つき開始! 蒸した餅米を臼の中に移し、早速 つぶしこねる作業から。餅米は、今年 皆で作ったものです! 重要なつぶしこねる工程は、かなり力が必要で大変ですが、できるだけ子どもたちでやってみることに。

臼の周りを回りながら杵に体重をかけ、手早くしっかりとつぶしこねる作業を、見るのとやるのは大違い。全員やってみましたが、ほとんどつぶせず、すぐに息が切れて「交代して~!」と。そんな感じだったので、時間が経ってしまい、つぶつぶが残っていましたが、
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皆のお待ちかね、つく作業に移りました。杵と臼を使う餅つきは、皆で以前にやったことがあり、要領がわかっているので、順番にどんどんついていきました! 
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一巡目には、杵の重さによろけたり、お餅の真ん中を狙ってつくことができなかったりしていましたが、二巡目には、先日体験したまさかりでの薪割りの要領を思い出したのか、どの子もしっかりとつくことができるようになっていました。スピード勝負の餅つきは、時間がかかったものの、とても柔らかくておいしそうにできあがりました!
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つきたてのお餅を食べるために、餅つきをしたわけではないのですが、食べたいという衝動をなんとか抑え、急いで食堂に移動した学園生たち。 一人ひとり、もちとり粉を敷いたトレーに、つきたてのお餅をもらい、丸める作業開始です。
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活動前にDVDで見た、農家の母さんがお餅をきれいに丸めていた手つきを思い出してトライ。もらったお餅で大小2つの丸餅を作りますが、一般的な鏡餅よりは少し小さいサイズになります。もちとり粉を手のひらとお餅の表面につけ、きれいに丸められた子はわずかで、
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ほとんどの子は、お餅をべたべたと触りすぎ、手のひらにいっぱいくっつけてしまい、「粉くださ~い!」「粉が足りませ~ん!」と大騒ぎし、にっちもさっちもいかなくなっていました。

しばらく格闘した末、全員 どうにか2つの丸餅というか、塊?を形作ったり、大人に手を入れてもらったりして、完成。そして、手にいっぱいくっつけたお餅を食べていました。
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そこここで、食べまくっていました! 最後に、使ったトレーを洗ったり、杵や臼を洗って片づけたりし、鏡餅作りは終了。作った鏡餅(お供え)は、お家に飾るよう、帰省の際に持ち帰る予定です。
時間がかかりすぎ、お昼ごはんが遅くなったのですが、機械でついたお餅と、鏡餅にする分からよけておいた杵と臼でついたお餅を食べ比べました。つぶつぶは残っていたけれど、後者の方が明らかに柔らかくてよく伸びました!



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午後3時半すぎからは、"マイマリオネット作り"をしました。売木村にIターンし、ヒノキの枝を主材料としてマリオネットやモビールなどの作品を作っている方がいらっしゃるのですが、その方から学園生分のオリジナルマリオネット作成キットをクリスマスプレゼントとして、いただいたのです。ペンや顔料などを使い、リアルに描いても可愛く装飾しても自分のアイデア次第、自分だけの人形に仕上げて自由に楽しんでと...。
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ひとつずつもらった学園生たちは、嬉しそうにコントローラーを持って遊び、付いている操作糸を動かし、想像力とセンスを働かせ、ひらめいたアイデアを形にし始めました。自分や何かのキャラクターに見立てて、絵を描いたり、
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猫などの動物に見立てたり。
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しばらくすると、なかなかアイデアがまとまらず手が止まっていた子たちも、大胆に顔料で色を塗ったり、ペンで描いたりし、それぞれがとても楽しんでいました。自信作を近くの席の子に見せる子も!
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午後5時になったので、一旦終了し、オリジナルマリオネットと共に写真を撮りました! 皆、納得のいく作品ができたようです。大変気に入った子は、作って終わりではなく、人形の気持ちになって動かして遊んだり、飾ったり。素敵なプレゼントをいただき、大喜びの学園生たちでした。

午後7時頃から2学期中にお誕生日を迎えた子を祝う"2学期誕生日会"を開く予定で、入浴し、いつもより30分早い5時半から配膳をし、夕食を食べて、掃除や洗濯もの干しをした学園生たち。1・3学期生まれの人が実行委員となり、少し前から計画を練っていたものの、実際に誕生日会がスタートしたのは午後8時前。準備が遅れたり段取りが悪かったりしたようで...。
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誕生日会の幕開けは、仮面の女?の劇のようなもの。台本をガン見しながら台詞を言う子たちに、一同苦笑...。
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とにかく就寝時間まで1時間しかなくなったので、すぐに、ロウソクが立てられたフェイクケーキが登場。実行委員たちは幾つか出しものを考えていたようですが、部屋の電気を消して、皆でHappy birthday to youを歌った後、Mkさんがローソクの火を一息に吹き消しました。「おめでとう!」と、拍手の嵐!
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そして、寄せ書きをプレゼントされると、温かいメッセージや手作りの紙細工に嬉しそうな顔を見せていました!

炭酸飲料やジュースを注ぎ合って「かんぱ~い。」続いて、「いただきま~す!」と、実行委員が作ってくれたロールケーキやタピオカ入りフルーツポンチ、スナック菓子やチョコレート・干し芋などを味わいました! 夕食後でも、甘いものは別腹のようで、失敗作だったケーキも「全然、問題ない。」「甘くて、おいしいよ!」と、ぺろりと平らげた学園生たち。皆、満たされた気分になっていました!
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男の子たちが"漫才"をして場を盛り上げようとしたり、
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ある程度、食べたり飲んだりしたら、実行委員による"かぶっちゃダメよゲーム"や"かぶっていいよゲーム"、"ジェスチャーゲーム"などを皆で楽しんだりもしました。
Mkさん、おめでとう!! 素敵な1年になりますよう。

20/12/21

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