売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

11月22日

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11月22日(日)、畑の片づけと冬の準備活動をしました。ミーティングの後、畑へ行き、収穫から。畑には、源助かぶ菜と、雪白体菜・キャベツ・白菜を少し残している状態でした。源助かぶ菜は秋に種を蒔いたものの、あまり発芽しなかったので、再度 種蒔きをしたところ、そこそこ育っていました。霜に数回あたり、菜っ葉全体がやわらかくなって、収穫時期としては良かったのですが、虫に食べられ穴だらけになっていたのでした...。まず露地栽培の、源助かぶ菜の根元とかぶの境目に包丁を入れ、切り離すように収穫していきました。
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手を切らないように注意しながら、あまり下の方を切るとかぶの部分までついてきてしまうし、包丁の刃を入れる所が上過ぎると菜っぱがばらばらになってしまうので、丁度よいところを狙います。
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皆、落ち着いて包丁で菜っぱを収穫し、傷んだ葉や変色した葉・虫食いが酷いものなどを取り除いてからかごに入れていきました。
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ビニールハウスの中で育てていたものは、露地物よりもかなり大きくて、驚いていた学園生たち。源助かぶ菜は、信州で有名な野沢菜よりも葉っぱの部分が多く、茎が短くて根元近くから葉っぱが育っているということ、言わば葉っぱを食べるお菜だということがわかった様です。
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露地物と同じように虫に食べられ穴があいているものが多かったのですが、どんどん収穫していきました。露地物は霜にあたり少し赤みを帯びていましたが、ハウス栽培のものは全く赤みを帯びておらず、味や柔らかさの保証はあまりないのかも...。そんなことは気にせず、一つ残らず収穫し終えました!
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それから、畝に被せていたマルチシートをはがし、小さく丸めたりたたんだりしました。
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もう何度かやったことがあるので、お手のもの。協力したほうがよいということもわかっている学園生たち。
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そして、マルチシートをはがした畝に鍬を入れ、先ほど土の中に残した源助かぶ菜の根(=かぶ)を掘りました。子どもたちは、かぶを掘り出す役割と、かぶを掘りやすくするために畝に鍬を入れる役割にわかれて、作業をしていました。
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細い根もありましたが、結構立派なかぶも!! 源助かぶ菜は、葉はお葉漬けにし、かぶの部分はかげ干しにして冬の間の保存食にするのです。昔は、おやつで食べてもちょっと甘くて結構いけるものだったそう。
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畑にはもう何もない状態になったので、畝を崩して凸凹を平らにし、通路だった所も軽く起こしてから、畑全体を均しました。たくさんの野菜を実らせてくれた畑に感謝しながら、きれいさっぱり片づけました!
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それから、収穫した源助かぶ菜をセンターの倉庫前に運び、水で洗うことに。地獄の?お菜洗いスタートです! きれいな水をはった四つの樽を並べて置き、一つめの樽の中で洗われたお菜は、二つめ・三つめの樽で更に洗われ、最終チェック機能の四つめで完璧に洗えているかどうか確認され、かごに入れられるという流れ。8人が四つの樽に2人ずつついて、きれいにお菜を洗います。
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食べる時のことを考えて、菜の根元に詰まっている土や松葉、よく見ると葉にびっしりとついているアブラムシなどを取り除くように丁寧に洗っていきました。例年より暖かく、辛い水仕事という感じでは全然なかったのですが、担当する樽を交代しながら一時間ほど作業をすると、昼食の時間になったので、一時中断。
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午後2時前から再開。一回洗い終わりましたが、不十分だったので、もう一度洗うことに。二巡目は、持ち場を固定して作業しました。よく見えないのか、腰を折って菜っぱに顔を近づけて洗ったり、水が汚れたらこまめにきれいな水に換えたりしながら、作業を続けた学園生たち。
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寒くないとはいえ、冷たい水に手を入れて菜っぱを洗い続けていたので、次第に手がかじかみ「ちゃんと動かなくなってきた...。」と訴えたり、しっかり洗わず次の樽に送るだけにしたりしていた子たちも。それでも、なんとか午後3時20分頃には全てを洗い終わりました!
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洗った菜っぱをかごに立てて入れ、水切りをする間に、樽を洗って干すなどの片づけをしました。その後、お菜を切る作業に移りました。切り漬けを作るので、まな板と包丁を使い、3~4cmくらいの長さに切ることに。
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かじかんだままの手で持つ包丁の扱いが危なげな子もいれば、6~7cmくらいの長さに切ったり、切った菜っぱを床に落としてしまったりと大雑把な仕事ぶりの子たちも! とにかく手を切らないように気をつけて、作業を進めました。
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切った菜っ葉を計量すると、17kgほどありました! 今年も全てしょうゆ漬けにすることに。菜っぱ1kgに対して使用するしょうゆ・ザラメ・酢などの調味料の量の目安を聞き、計算力が試された学園生たち。それぞれの頭の中で一生懸命 かけ算をしていました! 次に、調味料を計量したら、樽にビニール袋を被せ、刻んだ菜を入れる役や調味料を加える役を決めて、6回にわけて漬けていきました。
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途中で、「この樽に全部入るのかなぁ?」と心配になったり、大量のザラメを隙あらば舐めようとしたり、調味料を適量ずつ満遍なく加えていくことが難しかったり...。全て 樽の中に入ったので、最後に、空気を抜きながらビニール袋の口をねじり、中蓋を置いて、その上に重石を載せ、蓋をしました。倉庫の端に樽を移動し、これから時々様子を見て、重石を軽くしていきます。倉庫には甘じょっぱい匂いが漂っていました。

今回は、冬の準備活動・食べ物の保存方法のひとつとして、お漬け物作りをしてみましたが、今でこそ、冬でも野菜は流通していますが、昔は、雪に閉ざされた農山村では冬の間、野菜が不足するので、春まで安心して過ごすために青菜を塩漬けにするなどして保存していたそう。売木村の多くの人たちは、今でもこの時期にお漬け物を作っているので、学園でも村の人々が工夫してきた生活の知恵を実践してみたわけです。


20/11/26

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