売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

6月27日

6月27日(土)、良いお天気の下、諏訪湖で船の体験活動を行いました。
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5時半に起床して急いで準備をし、6時50分にはマイクロバスに乗って、一路 諏訪湖ヨットハーバーへ。車中では、数日前の事前講習会で覚えたロープワークや船の各部の名称テストがありました。9時半頃 到着し、乗艇活動ができるよう着替えを済ませ、ヨットハーバーでの注意事項を聞いたり、準備をしたり。そして、班分けと集合・人員点呼の練習。山村留学生8名と地元児童参加者3名の11名がきびきびと動き 2列横隊に並んで、番号をはっきり発声し、報告するということを何度か繰り返しました。水辺で勝手な行動をしてしまうと、命に係わることがあるので、普段とは違い、規律のある団体行動をしなければなりません。次に、ライフジャケットの着方講習。ファスナーとベルトをきちんと閉めて着用し、落水時の姿勢のとり方や着用の効果を学びました。
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10時半過ぎ、いよいよ船に乗る活動! 6人と5人にわかれ、午前中は1班がカヌー、2班がセーリングクルーザー(ヨット)を体験することに。どちらの班も船の説明を聞いたり、陸上練習をしたりしてから。ヨットに乗った2班の子たちは、使われているロープワークや船の各部の名称を確認し、乗船。一旦、セイルを揚げてから下ろしたり、
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覚えたロープワークを使って艤装の一部を体験したりしました。
ハーバーから湖の真ん中辺りに出るまでは機走し、風上に船首を向けてセイル(帆)を揚げることに。ヨット用語を覚えていないと指示されることがわからず動けなかったり、不安定な船の上での力作業が難しかったりしましたが、皆で力を合わせなんとかセイルを揚げ、帆走開始。
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風の力だけで船が進みます! 全員順番に、ティラー(舵)を操作するスキッパー(船長)の役割を体験することに。スキッパーは、風上側のデッキに座り、前の手でメインセイルを操るメインシートを、後ろの手でティラーを握ります。
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スキッパーをしていない時でも、ただ適当に乗っているだけではなく、クルーとして常に艇の前後左右のバランスを考えて座る場所を判断し、おもりの役割と、周囲を見張るワッチに徹しなければなりません。
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スキッパーを体験する子は、それほど強風ではない中、アビーム(真横から風を受けて帆走している状態)で、決めた目標物に船首を合わせて真っ直ぐに走らせる練習をしました。下ばかり向いていると、目標物から船首がどんどん離れていっていることに気がつきません!
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デッキに座ると目標物が見えない子は、立った姿勢でティラーを押したり引いたりしていました。
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どの子も重責を感じながら、舵取り。本当は、ティラー操作とメインシートの出し入れの両方を行うのですが、初めてヨットに乗ってそれらを行うのはとても難しいので、それぞれの理解度に合わせて体験。
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少しでも風が吹いていればヨットは湖を自由自在に走れ、風に対して45°の方向で進むこともでき、タッキングという風上を通る方向転換を繰り返していくと、最終的には風上に位置する目的地に行くこともできます。皆で何度かタッキングを体験しました。スキッパーが、方向転換後に正面となる風景を確認してから舵を切り始め、艇が風位を越えたら、クルーたちは、ブームをくぐって反対側のデッキに移動。だんだん、素早く移動できるようになっていきました! また、艇はあまりヒール(傾くこと)しませんでしたが、乗艇時間が長くなってくると、少しのヒールでも感じとって左舷から右舷に移動したり、フラットをキープするように体重移動をしたりできるようになった子も!
正午を過ぎたので、セイルをおろして機走し、桟橋に係留。ヨットの魅力を感じられた様!
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体格を考慮して同じカナディアンカヌーに乗る2~3人組を作り、陸でパドルの持ち方や漕ぎ方・操船方法を練習した1班。乗る場所を決め、腕が疲れない漕ぎ方なども教えてもらい、スロープから一艇ずつ出艇し、しばらくはハーバー内で練習することに。カヌーにとっては結構強い風が吹いていて、すぐさまハーバーの岸壁に張りついたり、係留している船と岸壁の間に入り込んで、にっちもさっちもいかなくなってしまったり...。思うように操船できず、出艇した時のペアやトリオから乗り替えが行われたカヌーも。練習していくうちにだんだん、後ろに乗った子は、前で漕いでいる子の動きを見ながら、舵取りしたり力を加減して漕いだりできるようになり、艇がちゃんと進むようになりました。結局、ハーバーの外には出られなかったけれど、お互いの息も合い、笑顔が見られるように。正午過ぎには、水上の感覚に慣れ、それぞれが身につけたパドリング技術を駆使し、カヌー同士をくっつけることにも成功! 人力で動かすカヌーの大変さと楽しさを実感し、スロープに帰着。
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そして、艇庫内にテーブルと椅子を並べ、お弁当タイム。皆、食欲旺盛で、ごはんをたくさんおかわりした子たちもいました。
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食休み後、午後1時20分から活動を再開し、1班がヨット、2班がカヌーに乗ることに。1班の子たちは、順番にヨットに乗り込み、ハーバーから初めて湖へ出ました!
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機走から帆走に切り替え、午前中の2班と同様に、常に艇のバランスをとるおもりの役目とワッチをしつつ、交代でティラーを握って船を走らせることを担当。
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軽風から中風くらいで、セーリングを楽しみました。行きたい方向に船首を向けるためにはティラーをどう動かせばよいのか、風はどこから吹いていて、セイルはどのくらい出したり引き込んだりすればよいのか、そんなことを瞬時に考えて動かなければなりません。
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何が何だかわからないけれど、頭と体をフル回転させます!
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片や2班は、パドルの持ち方や漕ぎ方・操船方法を陸上で練習した後、出艇。後ろに乗る人が船長さんで、前に乗る人は船長さんに委ねて指示に従うものなのですが、午前中の1班と同様に、パドルでしっかりと水をとらえられなかったり、真っ直ぐに進むことができなかったりしたので、乗り替えが行われました。しばらくハーバー内で練習して、慣れた頃に湖上へ漕ぎ出していきました。水面が比較的穏やかだったハーバー内では何とかなったものの、湖に出るとカヌーには大敵の風が吹き、湖面の波が少し大きくて、漕ぐのに苦労していた子も。カヌーに乗ってパドルで漕いでいると、湖に大量発生している水草のヒシを間近で見られました。ヒシは水質浄化に一定の役割を果たしてきたものの、過剰に繁茂し、湖底の酸素不足を引き起こしているという現状を知った学園生たち。ヒシの実は食べられると聞いていたので、一生懸命採った子たちも!! 皆 次第にカヌーの不安定感に慣れ、力強く漕げるようになっていきました。人力の大変さを実感しつつも、爽快感や非日常感を味わえたカヌー体験を終え、ハーバーバック。
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セーリング中の1班の子たちは、順番にスキッパーの役割を体験。風上側のデッキに座り、前の手でメインシートを、後ろの手でティラーを操る姿も様になってきました!
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決めた目標物に船首を合わせ、真横から風を受けて、安定した帆走ができるよう神経を集中させていた子も。湖の真ん中からは、富士山が遠くにかすかに見えたり、北アルプスの奥穂高岳や槍ヶ岳がはっきりと見えたり。
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船が傾いて怖かったと言う子や船に酔って気持ちが悪かった子もいましたが、風の力で走るヨットの楽しさやチームワークの大切さに気づいた子たちもいました!
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桟橋に着艇し下船して、人員点呼をした1班の子たち。小休止の後、ジブセイルを塩ビ管に巻くという片づけをしました。
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2班の子たちは、カヌーとパドルの片づけ。水をかけてスポンジでこすり、きれいに洗いました。片づけは、次の活動の準備にも繋がるのでとても大事です。それから、1班の子も加わって全員でカナディアンカヌーを協力して船台に乗せ、艇庫に格納。
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最後に、活動指導やレスキュー艇を出してくださり一日お世話になった2人の講師の方にお礼を言い、活動させてもらった諏訪湖に大きな声で「ありがとうございました!」と挨拶。
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どうしても飛び込みたいという子は、湖へダイブ!!
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後に続いた数人は、思っていたよりも深くて、びっくりしたり焦ったり。でも、ライフジャケットを着用していたので大丈夫。ライフジャケットがちゃんと浮くことが証明されました!!
着替えて、バスに乗り、一路売木へ。午後4時過ぎに出発し、子どもたちは疲れ果てて車内で爆睡するかと思いきや、誰ひとり寝る子はおらず大騒ぎ。しかし、午後6時半過ぎにセンターに辿り着き、片づけを始めると、陸揺れに苦しむ子が続出...。強い日差しを浴びて一日 活動し、どっと疲れが出たうえに陸揺れも加わり、入浴や食事・掃除を済ませると早めに就寝した学園生たちでした。

20/06/29

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