売木村山村留学センター
売木学園

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売木村の山村留学ブログ

6月16~17日

6月16日(土)午後2時から17日(日)の午後まで丸一日、センター下の林でキャンプをしました。
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今回のキャンプは、テント泊をし、夕食・朝食・昼食と3回の食事を作ります。16日 午前のミーティングでは、前回のデイキャンプで体験した野外炊事のおさらいをし、テント班を決め、食事のメニューや作り方の確認をしました。寝袋を初めて使う子も多いので、使い方や片づけ方の講習も。縦半分に折ってからぐるぐる巻いて、最後に付いている紐で蝶々結びをするのですが、空気を抜くようにしっかりと押さえつけながら巻いていかないと、紐の長さが足りなくなるくらい大きく膨らみ、結べなくなります。できる限りぎゅっと巻き、紐で結んでいる間にもゆるまないよう体重をかけておくなどし、2か所 結ぶ練習をしました。「蝶々結びなんてやったことないよ! できない。」なんて言う子もいたのですが、できた子がまだ苦労している子に教えていました。それから外へ出て、テントの立て方・片づけ方について、指導員がレクチャー。午後には、6人用テントを先程決めた3~4人で、協力して立てなければならないので、暑い中でしたがしっかりと聞いていました。
センターでお昼ごはんを食べ、キャンプ開始までに、個人装備を準備。
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午後2時から、いよいよキャンプ開始です。キャンプ終了まではセンター内に戻りません。テントと銀マット・ブルーシート・スコップなどを手分けして持ち、今回の幕営地であるセンター下の林の中へ。まずは、男女にわかれてトイレ作りから。場所を決めて穴を掘り、立ち木を利用してブルーシートで目隠し。ビニール紐を上手に使い、ブルーシートを木に巻きつけるということがなかなかできませんでしたが、一応完成しました。
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次は、テント設営。継続生が2人いる女の子チームは、テントをはる場所を決めると、さくさくと立てていました。
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男の子6人は3人ずつにわかれ、テントを2はり立てることに。立ち木があったり、間伐材が置いてあったりし、木の根や切り株を避けなければいけないので、場所決めが難航。ようやく決まったら、石や枝を拾っていました。
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午前に習ったことを思い出しながら、班員で力を合わせて組み立てていく男の子たち。教わった通りに、「引っ張らないで!」「押して!」とポールの扱い方に気をつけていました。組み立て方を一度見聞きしただけでは覚えていない子もいましたが、三人いれば一人くらいは覚えており、「こうじゃない?」「次は、こうだったよ。」と声をかけ合いながら進めていました。
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そうこうしているうちに、女の子たちはフライシートも張り、テントの中に銀マットを敷く段階に。
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時間はかかりましたが、男の子たちもペグの本数を確認してから、テント本体とフライシートを固定するためにペグ打ち。ペグを打ち込む角度に気をつけながら金槌で打っていました。どの班も無事に本体を立て、フライシートを張り、林の中にテントが3張り出現! 早速 中に入り、「広いなぁ。」とはしゃいでいました。センターの玄関に置いていた個人装備や寝袋を取ってきて、テントに搬入。
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今晩の寝床を確保した学園生たちは、2週間前に決めた炊事班にわかれ、すぐに野外炊事の準備に入りました。場所を決め、石を運んできては積み重ねたり、間伐材と石を駆使したり、スコップで土を掘ったりしてかまど作りをする子たち。同じ班の中で役割分担し、すぐさま薪集めをしている子たちもいました。前日に雨が降ると知り、前々日のうちに乾いた薪を集めておいたという用意周到な子も! しかし、回復した天候のおかげで、林で調達できる薪はほとんど乾いていました。また、遠くまで薪を探しに行く必要もなく、キャンプサイトのわずかな範囲でたくさんの薪を容易に拾い集めることができました。一息つきたいところでしたが、時間は午後4時。夕食の食材配布。各班から、かまど担当ではない子たちが集まり、調理道具一式・新聞紙1枚・10本入ったマッチ箱を渡されました。まずは、飯盒炊さんの準備。飯盒のふたを使ってお米を量ります。
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洗米もお手のもの。水加減もばっちりです。
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夕食のメニューは、ごはんと煮込み料理。各班には、玉ねぎ・人参・じゃがいもといった野菜とウィンナー、カレールーまたはクリームシチューのルーも配られました。危なっかしい手つきで包丁を使い、なんとか食材を切る子どもたち。
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食材を入れたお鍋や飯盒を林の中に運ぶと、かまど作りや薪集めもほぼ完了しており、あとは火をつけるだけの状態になっていました。午後5時前に、マッチ3本めで火をつけたYu・Sb・Ma・Sm組。5時15分頃には安定した大きな火にすることができ、飯盒やお鍋を火にかける局面にさしかかっていました。
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同じく5時前から、軽く丸めた新聞紙の上に細い枝をたくさん載せ、かなり緊張しながらマッチを擦っていたMi・Ho・Sh組。失敗するたびに、次は誰がマッチを擦るか 押しつけあったり、マッチの火を新聞紙のどこにつけるか イメージトレーニングしたり、細い枝の組み方を変えたりしながら、30分以上費やし・・・。その間、マッチ6本を使用。マッチの正しい擦り方や、軸木まで火が燃え移るのを待ってから新聞紙に移すことなど、指導員のアドバイスをもとに、7本めで火つけに成功!
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Ry・Ta・Hi組は新入園生ばかり。デイキャンプや飯盒炊さんは、それぞれ数回やったことがあるし、この条件なら簡単なはず と思われたものの・・・。気がつけばマッチ棒を次々と擦り、火が薪に燃え移る前にすぐに消えてしまうということが繰り返されていました。今一度、火つけの手順を確認し、精神統一して5本めのマッチを擦ると、新聞紙から細い枝・中くらいの太さの枝に火が移り、燃えあがりました! 午後5時40分頃。
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Yu・Sb・Ma・Sm組はこのころ、炊けたごはんを蒸らすのと並行して、カレーを煮込んでいました。具材が軟らかく煮えるよう、大きな火にするために、一生懸命息を吹く子も!
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同じ頃、どんどん薪をくべ、太い薪にも火を移し、大きすぎるくらいの火で炊飯していたMi・Ho・Sh組。燃やしまくることが楽しい様子。焦げていないとよいけれど。
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午後6時50分頃、Ry・Ta・Hi組は水を多く入れすぎてスープのようになったカレーをぐつぐつ煮ていました。人参やじゃがいもが軟らかくなったかどうか、時々味見しながら。
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すでに調理と盛りつけが終わったMi・Ho・Sh組は、「いただきま~す!」3人の元気な声が林に響きました。強火すぎたため、案の定 ごはんはかなり焦げていました。ごはんとクリームシチューを別々のお椀によそっていたけれど、ごはんの焦げの苦さが気になり、そのうち「シチューの中にごはんを混ぜちゃった!」と言いながら食べていた3人でした。ほぼ同じ頃、Yu・Sb・Ma・Sm組はとても上手にできたカレーライスを「超おいしい!」と、頬張っていました。それから遅れること15分、Ry・Ta・Hi組も夕食にありつきました! それぞれの班にドラマがありましたが、全員、夕食を食べることができました!
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食べ終わると、食器や飯盒・お鍋などを洗いました。全員が片づけ終わるまでに時間差があり、暇になった子たちは、かまどに薪をくべ続け、しばし火遊びを楽しんでいました。それから、林の中はかなり暗くなり、外もだいぶ暗くなったので、皆で夜の散歩をすることに。ヘッドランプを点けずに(とは言っても、外灯が点いているのでそれほど暗いわけではありません。)闇や音・匂いなどを感じながら、静かに歩いてみました。目が慣れてくると、「星がいっぱい見える!! きれい!」と空を見上げて感動したり、夜道が怖いのか 皆から離れないようぴたりとくっついて歩いたり。期待していた蛍は残念ながら見られませんでしたが、普段出歩くことのない時間帯に、センター付近の道をぐるりと数百メートル歩くことができました。
その後、キャンプサイトへ戻り、お待ちかねの"夜食(焼きマシュマロ)タイム"! ひとつのかまどの周りに全員が集まり、その辺りで拾った手頃な枝の先にマシュマロを刺し、熾火で炙って食べました。火に近づけすぎて真っ黒焦げにしてしまったり、落としたり、マシュマロに火がついてしまったりした子も。遠火でじっくり時間をかけ、外は薄茶色になり、膨らんで、中がとろりとするまで炙ったものを口にした子たちは、至福の表情! 甘いもので満たされた後は、歯磨きをしました。
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午後9時になったので、トイレに行ったり、テントに戻って寝袋を広げたりして、寝る準備。マッチの残りが少ない班の子は、翌朝までかまどの火種をいかしておけたら・・・と、薪を触っていました。それぞれ寝袋に入り、「おやすみなさ~い。」

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川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら、午前7:00 起床。清々しい朝を迎え、「よく眠れた~!」と話す子もいれば、「全然眠れなかった。」と言う子も。夜はとても寒かったのですが、「暑苦しくてあまり寝られなかった。」と話す子もいれば、熟睡していてなかなか起きない子も。
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起きたら、川へ顔を洗いにいきました。きれいな冷たい水で顔を洗うと、シャキッとした学園生たち。動植物の世話をし、寝袋をセンター周囲のフェンスに干したら、朝ごはん作り開始。
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午前7時40分頃、Yu・Sb・Ma・Sm組のかまどには、火がついていました。大量の薪を前日に準備し、整頓して置いていたし、整いすぎた条件だったので、マッチ1本を擦って難なく火を大きくしたのはYuさん。同じ頃、Mi・Ho・Sh組は、マッチを擦って一から火をつける準備に余念がありませんでした。前日に7本のマッチを使ってしまったため、かまどの火種を朝まで残しておきたかったのですが、残念ながら消えていたのです。昨日の反省をいかし、新聞紙や細い枝を念入りに組んでいました。手分けはしたものの、火つけ準備にも食材の用意にも着手したばかりだったのはRy・Ta・Hi組。
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朝食のメニューは、ホットドック・ロールパン・チーズ・キャベツの千切り・ミニトマト・バナナ・紅茶。火を使うのは、紅茶用のお湯を沸かすのと、ホットドックを作るため。ホットドックは、コッペパンに長いウィンナーと千切りキャベツ・ケチャップやマスタードを挟んだものをアルミホイルで包み、それを牛乳パックに入れ、火をつけた牛乳パックが燃えきったら完成というもの。順調に進めていたYu・Sb・Ma・Sm組は、パンが焦げないように気をつけながら、牛乳パックの燃え具合を見守りつつ、飯盒でお湯を沸かしていました。
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8時半。何やらもめていたのはRy・Ta・Hi組。マッチは残り5本・・・。残り3本のマッチで朝食作りをすることになったMi・Ho・Sh組は、見事 マッチ1本での火つけに成功! 火を大きくし、お湯を沸かしたり、ホットドックを焼いたりしていました。
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8時45分頃、Yu・Sb・Ma・Sm組は「いただきま~す!」と朝食を食べ始めていました。「ホットドック、焦げてないよ~。おいしいよ!」とニコニコ顔の4人。10分ほど遅れて、Mi・Ho・Sh組が朝食タイム! マッチ4本を使い、どうにか火を大きくしたRy・Ta・Hi組は、9時20分頃、ようやく朝食を口に。
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朝食で使った食器・飯盒などは、お昼にも使うのできれいに洗いますが、片づけ終わるのが早い班と遅い班が・・・。Ry・Ta・Hi組がまだ食べているうちに、男子3人と女子4人は一晩過ごしたテントを片づけるために、中に入れていた個人の荷物をまとめ、銀マットを丸めて紐で結んでいました。
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9時35分頃には、女の子たちはテント撤収作業に着手。立てた時より少人数で取りかかっていましたが、継続生2人が非常に手際よく片づけていました。20分ほど遅れて男子も。声をかけあって、ポールの扱い方に気をつけたり、ペグの本数を確認したりしながら丁寧に進める姿がありました。しかし、ひとつのテント班がペグを1本なくしており・・・。長時間探して、見つかり、一件落着。ペグの汚れを落とし、テント本体やフライシートはセンターのフェンスに干すことに。
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お昼ごはん作りは、時間を逆算し、適当なタイミングで各班始めます。どの班も、朝 かまどにおこした火を昼食作りまで保とうと、時々 薪をくべ続けていましたが、昼食の食材は10時45分頃 配布されました。昼食のメニューは、ごはん・卵スープ・ニジマスのホイル焼き。スープやホイル焼きに使う玉ねぎやエリンギを上手に包丁でカットする子もいれば、玉ねぎの皮をむくのに何分もかかる子も。
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どの炊事班も最後の食事作り。3班とも朝から保っていた火で、飯盒を使ってお米を炊き、お鍋でスープを作り、フライパンでホイル焼き。11時20分頃、危なげなく調理中のYu・Sb・Ma・Sm組。
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正午近く、Ry・Ta・Hi組は、先月の釣り祭で釣ったニジマスに玉ねぎ・エリンギ・レモン・バター・塩コショウをのせてアルミホイルで包んだものを、フライパンを使って加熱中。かまどの形を変えて、スープとホイル焼きを同時に作っている班もありました。
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同じ頃、Mi・Ho・Sh組は、炊けたごはんを蒸らしながら、スープを作っていました。最後にホイル焼きを作る様子。
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火力の調整はしなければなりませんでしたが、大きな問題なく進めていき、Yu・Sb・Ma・Sm組とMi・Ho・Sh組は、12:20頃にお昼ごはんを食べ始め。途中で、お鍋の水を引っ繰り返すなどアクシデント続きだったRy・Ta・Hi組が昼食にありついたのは、午後1時半。どの班も、ごはんを結構上手に炊けるようになったものの、火加減は難しかった様。かなり焦げたごはんを食べた子たちも。とにかく、全員 3食食べられ、生煮えのものを口にすることもありませんでした。普段はごはんをそれほど食べない子たちも、1食1合くらいのごはんをこともなげに食べたのでした!
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野外炊事が終わった班の子たちは、洗いものをしたり、かまどを片づけたり、キャンプ地の後始末をしたり。直火の焚き火跡地をできるだけ元に戻すのに手間取っていました。
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トイレも撤収。
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干していた寝袋を一人ひとつずつしっかりと巻き、紐で結んで片づけ。それが終わった女の子たちは、午後2時15分にはテントも練習したとおりに完璧に片づけ終わっていました。
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いい加減にしか洗えていなかった飯盒やお皿の洗い直しをする各班の年上の子たち。なかなか指導員のOKをもらえなくて、何度もやり直しになり、班員総動員で焦がした飯盒をタワシで擦ったり、ヌルヌルしたお皿を洗い直したり。
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男の子たちが使ったフライシートのひとつが、きちんと袋に収納されていなかったので、その場にいた子たちが手伝い、中学生の指示できれいに畳んでいました。また、貸し出されたものをなくしてしまい探し回る班もありました。全ての片づけが終わったのは4時すぎ。全体の片づけが終わったら、個人装備の片づけをし、キャンプ終了。少ししてから振り返りをし、今回の反省点や次回キャンプへの課題を明らかに。
協力することという目標は達成できず、けんかしてしまったことを反省する子たちもいましたが、テントやシュラフの正しい使い方を身につけ、野外炊事技術がそれぞれ少しは向上し、楽しさを味わうことはできたキャンプとなりました。


18/06/18

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