売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

3月3日

35期の修園まで2週間となった3月3日(土)、自分の足で歩くことを大事にしてきた1年の集大成として"お別れハイキング"を行いました。
前夜の活動ミーティングで地図を渡され、村内の長島峠・県境にある新野峠・村境にある売木峠を巡る26.2kmを歩くと聞いた学園生たち。1,2年いてもまだ歩いたことがない村内の道はあるので、そういう道を歩いたり、売木村は峠に囲まれていることを実感したり、村内にたくさんある石造物を探したりしながら、全員で歩ききろうと気勢をあげました。
2018-3-3 (1).JPG2018-3-3 (2).JPG良いお天気に恵まれ、センターを8:45頃出発。1時間に約4kmのペースで歩こうと皆で確認していたので、だらだら歩きにならないよう気をつけて歩き始めました。しばらくは、歩き慣れた通学路。「これは、石造物かな?」「あそこにも、馬頭観音があるよ。」と、積極的に石造物を探しながら岩倉地区から軒川地区へ。
2018-3-3 (3).JPG2018-3-3 (4).JPG交通量が少ないとはいえ、道に広がって歩いてしまうので、注意される子たちもいました。良いペースで進んでいきながら、歩いている道沿いだけではなく、遠くにある石造物まで見つけてカウントする子も。至る所で見つけられる馬頭観音に比べ、珍しい牛頭観世音も発見!! 1時間少々歩いたところで小休止すると、センター出発時に配られた一日分の行動食が入った袋から、ビスケットやチョコレートなどを取り出し、嬉しそうに栄養補給する学園生たちでした。
2018-3-3 (5).JPG2018-3-3 (6).JPG次は、軒川地区から南一地区へ、この日一つめの峠越え。うっそうとした峠道に差し掛かりました。冬期はほとんど除雪されていない道なので、雪が残っていたり、アイスバーンになっていたりして、普通には歩けず・・・。皆 慎重に坂道を上っていたものの、前を歩いていた子の転倒に巻き込まれたり、スケートリンクのようなツルツル状態の所では踏ん張りがきかず、後ろに滑り落ちていく子たちが続出したり、転んだ後 立ち上がろうとしてもなかなか立てなかったり。その場面の可笑しかったこと! 長島峠のてっぺんに建つ大きな馬頭観音を見てから下っていくと、残雪はなく春のような暖かさでした。
2018-3-3 (7).JPG2018-3-3 (8).JPG県道大平山松葉線にぶつかったら右折し、愛知県豊根村方面へ。毎週木曜日に参加してきたランニング教室で、秋頃に何度か走ったことを感慨深そうに思い出す子も。一先ず目指すは、道仙沢の"やぎ小屋"。早歩きで向かうと、大きなビニールハウスの前に番犬。吠えられながらもおっかなびっくり、小屋の中に足を踏み入れると、十数匹の子やぎや、出産を控えたお腹の大きなやぎたちの姿が!! 皆「超かわいい!」と連発しながら、子やぎがいる囲いの柵の周りに集まり、触れたり、抱っこしたり。
2018-3-3 (9).JPG2018-3-3 (10).JPG子やぎのかわいさに目を細めたり、大きなやぎを観察したり、ポニーや鶏・犬とも触れ合ったりした学園生たち。何時間いても飽きないくらいでしたが、まだまだ歩かなければなりません。後ろ髪ひかれる思いで、30分ほどで退散。
2018-3-3 (11).JPG2018-3-3 (12).JPGここまで歩いた距離は8kmくらいで、全行程の3分の1にも達していません。次に二つめの峠を目指し、だらだら続く登り坂を40分 ひたすら歩きました。正午頃、愛知県との境"新野峠"に到達。愛知県に踏み込んだり、長野県に戻ったり、愛知県と長野県にまたがったりして遊んだ後、小休止。行動食に夢中な学園生たち・・・。
上ってきた道を今度は下ります。上りでは見落としていた石造物を、下りで見つけて数えたり、湧き水を汲んだりも。
2018-3-3 (13).JPG2018-3-3 (14).JPGおなかは減ってきたものの、まだまだ元気な子どもたち。話に花が咲き、つい道いっぱいに広がっては注意されることの繰り返しでした。
南一地区をどんどん北へ向かうと、お弁当ポイントはすぐそこ。少し足早に。
2018-3-3 (15).JPG2018-3-3 (16).JPG13:00少し前に、道仙沢橋のたもとに着き、センターからデリバリーしてもらったお弁当に舌鼓をうちました。2~3人ずつ、川を見ながら食べたり、ぽかぽか暖かい空き地でもぐもぐしたり。大食漢用のお弁当箱は特大サイズで、蓋が閉まらないほどごはんが山盛りでしたが、難なく完食していました!
食休み後、次のポイント"売木峠"に向かって、再び歩き始めました。売木川沿いの舗装されていない道を南二地区方面へ、てくてく・・・。男の子たちは、なぜか上着を取り替えっこし、その服の持ち主になりきって言動をしながら、楽しく歩いていました。
2018-3-3 (17).JPG2018-3-3 (18).JPG栗矢沢の石碑群を発見したり、釣りをしている学校の友だちに会ったりしながら、村の中心部へ。国道418号線を新野方面へ歩き、途中からは旧道に入りました。車はほとんど通らないので、結構 雪が残っていて、歩きにくかったり、靴が濡れてしまったり。18kmほど歩き少し疲れてきた体に鞭打って、それぞれのペースで登り坂を上る学園生たち。一団は少し縦長になる時もありましたが、それほど離れることもなく・・・。
2018-3-3 (19).JPG2018-3-3 (20).JPGやがて辿り着いた売木峠のてっぺんで、ちょっと休憩。「あと、何回休憩しますか?」「今、何時ですか?」と聞きながら、行動食を食べる配分を考える子たち。センターまであと7kmほどと知り、最後までしっかり歩けそうだと目処が立った様子。
しっかりとした足取りで 登ってきた道を下りながら、石造物探しを続け、草むらに隠れていた馬頭観音や下り沢の石碑群を見つけ、数えていた石造物の数が既に160~170くらいになったと話す子たちもいました。
村の中心部に戻り、トイレ休憩。長下方面へ少し歩いてからセンターを目指すので、あと4.5kmの道のり。売木川沿いでネコヤナギの芽を見つけ、春の訪れを感じていた子も。心持ち 歩みが遅くなる子もいましたが、足が痛いとか疲れたということを口にはしません!
2018-3-3 (21).JPG2018-3-3 (22).JPG同じ子とずっと一緒に歩き続ける子もいれば、いろんな子と歩くために前に行ったり後ろに行ったりする子もいました。緩やかな坂道を上り、凍っている岩倉ダム湖を見ながら、一路センターへ。「登山の時より全然疲れてない!」「余裕がある。」と頼もしいことを言いながら、最後の一踏ん張り。
17:00過ぎ、ついにセンターに到着!! 26.2kmの道のりを自分の足でしっかりと歩き通した学園生たち。少しは筋肉痛や疲れを感じた様ですが、決して楽ではない 起伏に富んだ長い道のりを踏破できたという自信をどの子ももつことができ、心身の成長を感じられたことでしょう。また、歩いたコース沿いだけでも200近い石造物があり、売木村にはかなりたくさんの石造物があるということを改めて知ったり、ともに過ごしてきた仲間との絆を深めたりすることもできた活動となりました。

18/03/05

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