売木村山村留学センター
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売木村の山村留学ブログ

6月4日・5日

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諏訪湖で船の体験活動を行いました。今回の活動には、学園生10名だけではなく、小中学校のお友だちが4名参加してくれ、1泊2日、14名で普段とは少し違う雰囲気で活動。

1日目は暑くも寒くもないお天気でした。明け方にかなりの雨が降った2日目はお天気が危ぶまれましたが、活動開始頃にはその心配はなくなり、予定通り、船に乗ることができました。


4日 バスで売木を出発し、10:00頃に諏訪湖ヨットハーバーに到着。
早速、船に乗れる格好に整え、14名を2班編成にし、活動することに。また、今回の活動は、学園の指導員のほか育てる会 東京本部職員の方2名にもお世話になるので、挨拶をし、お話を聞きました。


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まず、「集合!」と声がかかったら、大急ぎで集まり、人員点呼をする練習を何回か行いました。集合・整列したら、班長が「番号!」と声をかけ、班員は「1」「2」・・・「6」と番号を。それに自分を足し、班長は「~班7名、全員います!」と報告。次第に、素早くできるようになりました。活動中ずっと身につけておくライフジャケットの着方講習も受けました。水辺の活動では、自分の身は自分で守らなければなりません!
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班長が相談し、午前中に、ヨットでのセーリングを2班、カヌーを1班が体験することに。心地良い風が吹いていたので、2班はすぐに艤装をし、注意事項を聞いた後、艇の前後左右のバランスを考えて乗り込み、出艇。ハーバーの外に出るまでは機走し、湖に出たらみんなで協力してメインセール(帆)とジブセールをあげ、帆走開始!
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一人ずつ順に、ティラー(舵)と、メインセールを操るためのメインシートを手に持ち、船を走らせてみました。このスキッパーという役割は、どこから風が吹いてきているのか、セールにどのように風を流すのか、バウ(船首)をどこに向けたらよいのかということなどを考えて、操作しなければならないので、混乱してしまう子も。舵をとらない時は、艇をフラットにキープするためにバランスをとったり、ワッチ(周囲を見張る)をしたり、ジブセールを操ったりしました。子どもたちは、風の力で進むヨットの気持ちよさを感じていました。
一方1班は、カヌーのレクチャーを受け、陸でパドルの持ち方・漕ぎ方の練習をし、前後左右へ進む方法、止まり方などを覚えました。それから、みんなで力を合わせて、スロープまでカナディアンカヌーを運び、順に出艇。
6-0405 (8).JPG6-0405 (9).JPGカナディアンカヌーに2~3人ずつ乗り、少し慣れるまでは、ハーバー内を漕行。どの艇も安定してきたら、諏訪湖遊覧船乗り場の辺りまで繰り出しました。難なく進み、Uターンした後は、諏訪湖に流入する川を少し遡りながら、子カルガモを間近で観察したり、河口や湖の岸辺近くにびっしりと繁茂していたヒシをとったり。
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風が強くなかったこともあり、自分たちの力でグングン進めるカヌーの楽しさを満喫した1班メンバーでした。そして、無事にハーバーバック。
お昼ごはんのお弁当を食べ、ひと休みしたら、2クールめの活動開始。1班がセーリング、2班がカヌーの体験。
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1班も、午前中の2班と同様に、全員で艇の前後左右のバランスをとるために体重移動をしたり、ワッチをしたりしながら、一人ずつ順に、スキッパーの役割に挑みました。初めは微風だったのが、少しずつ風が強くなり、クローズホールドで帆走すると、船が大きく傾く時も! バランスをとっていた子たちからは悲鳴があがり、スキッパーをしていた子は必死でティラーを操作していました。
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自分ではティラーを真っ直ぐにしているつもりが、ずっと押しっぱなしや引きっぱなしになっていて、船が回っていることに気がつかず、みんなに恐怖を味わわせてしまったスキッパーも・・・。短時間で全てを理解して、実践するなんていうことは、なかなかできません。しかし、3年続けて活動に参加している地元の子は、とても上手に艇を走らせていました!
ジブセールを操るジブシートを担当する子以外全員が、風上側に乗りできるだけ外に体重をかけても、船がフラットにならないくらい、子どもたちにとっては時折強い風が吹き、スリリングな場面も。風はいつも変化しているということ、風の力を使って船を動かすことを考えた先人の凄さを、実感した1班の子どもたちでした。
6-0405 (16).JPG6-0405 (17).JPG陸上でパドルの使い方を練習した後、カナディアンカヌー4艇に分乗した2班の子たちは、ハーバーから東の方へ元気よく漕いでいきました。しかし、出艇した時は微風だった風の向きが変わり、カヌーにとっては強い風になってきたので、早めにハーバーの方へ戻ることに。岸寄りを懸命に漕いだ2艇は、自力で戻れたものの、他の2艇は風でどんどん流されてしまい・・・。2人乗りしていた子の1人が「もう無理!」と、流れ着いた所でカヌーを下り、陸を歩き始め、残された1人のところへ、3人乗りしていたもう1艇の流されていた艇から1人が乗り移り、モーターボートでレスキューされるという事態に。2人乗りとなったもう1艇も、みるみるうちに東の方の岸辺まで流されてしまい、陸から助けられ、レスキュー艇が入れる深さの所からはカヌーも人も船に乗せてもらい、ハーバー近くまで。人力で動かすカヌーは、風の威力に太刀打ちできない時もあるということを思い知らされた様。

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何はともあれ、ヨットもカヌーもみんな無事にハーバーに戻り、片づけにとりかかりました。主に、スポンジでカナディアンカヌーを洗って水をかけたり、パドルを洗ったり。船の活動では、準備が3分の1、乗るのが3分の1、片づけが3分の1と言われていて、片づけは、次の活動の準備にもなるのです。子どもたちはびしょ濡れになることも気にせず、しっかりと点検しながら洗っていました。そして、しばらく乾かしてから、艇庫に格納。

整列し、一日活動させてもらった諏訪湖に「ありがとうございました!」と挨拶をして、着がえ、バスに乗り込みました。

疲れ知らずの子どもたちは、40分ほどの間も賑やかでした。この日の宿泊場所である、富士見すずらん山荘に到着したら、注意事項を聞いて入室し、濡れたものを干したり、夕食の準備をしたりしました。


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夕食は、外でバーベキュー!! もの凄い火力の鉄板で焼かれたお肉や野菜を、大盛りのごはんとともに、もりもり食べていました。標高が1,000M以上あるので、長袖を着ていても寒く感じ、途中で上着を取りに行く子もいたほど。楽しくおしゃべりしながら、焼きそばや、すいかも食べ、おなかがいっぱいになったみんな。食べ終わったら、協力して机や椅子の片づけや食器洗いなどをしました。そして、入浴。
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全員がお風呂からあがると、21時ちょっと前になっていました。翌日の予定を簡単に確認し、就寝準備をして消灯。

小学生が就寝した後、中学生の中には座学を希望する子も! この日体験したセーリングの、帆走方向について、帆を出す側・セールを引き込む角度・スキッパーが座る位置などをおさらいし、名前をしっかりと覚えました。また、ヨットが風下方向だけではなく、風上に対して45度くらい進める仕組みを教わり、合点がいった様子でした。

5日 明け方に降った雨は、起床時間には止んでいましたが、微妙なお天気。子どもたちは、よく眠った様子。雲に隠れてはいたけれど、目の前に南アルプス、振り返れば八ヶ岳というロケーションで朝のつどいを行い、朝食を食べ、荷物をまとめました。そして、分担して山荘の掃除をし、諏訪湖へ出発! いろいろなことに時間がかかり、予定より1時間ほど遅い出発になってしまいましたが、諏訪湖ヨットハーバーに着いたら、前日と同様に活動準備。

6-0405 (22).JPG6-0405 (23).JPG雨の心配はなくなり、予定通り、選択活動をすることに。ヨットかカヌーか、乗りたい方を選び、午前中いっぱい活動。
ほとんど風がない状態でもセーリングを希望したのは、7名。ヨットに使われているロープワークを確認し、自分たちでできる艤装をしてから、出艇。何度も練習したはずなのに、おぼつかない手つきでロープを結ぶ子たちが目立ちましたが、湖上に出てセールアップする際には、自ら動いていました。できるだけ子どもたちだけで操船できるようになることを目標に、ボーっと乗るのではなく、それぞれが考えながら乗るよう心がけることに。スキッパー、ジブセールのトリム、ワッチ、体重移動など、順番に役割を交代していきながら、セーリングをしました。風上を通る方向転換(タック)を何度も行ったり、いろいろな方向の目標物に向かって走らせたりして、ヨットでどこへでも行けるということがわかった様です。微風だったので、艇が傾くスリルやスピードはあまり味わえませんでしたが、風のあるところを探しながら帆走したり、一つひとつの動作を落ち着いて行ったりすることができました。風という自然の力を存分に感じたヨットメンバーでした!
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一人乗りのカヤックに挑戦したいという子たちを含め、カヌーを選択したのは7名。べた凪に近く、カヌーにはもってこいの条件。カナディアンカヌー3艇と、カヤック2艇で、昨日目指した所よりもさらに先の岸にある足湯までツーリングをしました。カヤックのダブルブレードパドルの扱いに戸惑い、初めはカナディアンカヌーに大きく遅れをとってしまった子もいましたが、しばらくするとコツと掴んだ様。カナディアンカヌーに2人乗りした小学生ペアは、意外にも息が合い、上手に進んでいました。みんな自分の力で力強く漕ぎ、スムーズに着岸。
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目的地に着いた子どもたちは、足裏のツボ を刺激する所をへっぴり腰で歩き、痛気持ちいい体験をしたり、足湯に浸かって疲れを癒したり。
それから、ハーバーに戻る途中に浮かぶ島に上陸したい子は上陸しました。そして、艇の乗り換えなどをして、再び出艇する際に、カヤックが1艇、沈するというアクシデントが! しかし、その後は風に翻弄されることもなく、1艇もはぐれることもなく、ハーバーに帰着。自由に艇を操り、水面に近い目線から景色を楽しむことができたカヌーメンバーでした!
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カヌーもヨットもハーバーに戻り、船に乗る活動は終了。カヤックで沈した子は、諏訪湖の異臭を放っていたので、まず水浴びから。少々寒かった様ですが・・・。それから、自分たちが乗った船の片づけをしました。次に使う人のことを考え、点検しながら、洗ったり、解いたり。活動の3分の1である片づけを、最後まできちんとやることができました。
着がえをし、 少し遅めの昼食。お弁当にはたっぷりごはんが入っていたのですが、おかわり用のごはんもたちまち平らげた子どもたちでした。
艇庫の片づけをし、みんなで諏訪湖に挨拶をして、バスに乗り、売木へ。帰りの道中は、疲れて皆眠るかと思いきや、小学校中学年の子たちが束の間眠っていたくらいで、多くは騒ぎ続けていたのでした!!

操船技術だけでなく、自然の読みとり方や規律ある行動の重要性を学んだり、責任感を持ち協力して作業する心を養ったり、地元の子たちとの交流も深められたりした活動となりました。

16/06/10

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