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売木村の山村留学ブログ

5月3日

3連休初日は、今年の田んぼ作業の第一弾、田起こしを行いました。田起こしとは、土を掘り起こし、細かく砕く作業。学園では、すぐ近くに約3畝の大きさの田んぼを借りていて、そこでもち米を育てます。例年通り、できるだけ昔ながらの手作業で稲作体験をするので、田起こしももちろん人力で。
5-03 (1).JPG ミーティングの後、田んぼへ行き、かちかちの表面に土壌改良資材を撒くことから始めました。また、刈った畔の草も熊手で田んぼの中へ。
5-03 (2).JPG土壌改良資材は、田んぼ全体にまんべんなく撒かなければいけませんが、ぱらぱら~っと撒くことは子どもたちにとって結構難しかった様。一か所にこぼすように撒き、表面が白くなってしまった所が何か所もありました。時折吹いてくる風の向きを考えずに作業すると、自分にかかってしまうことも・・・。
5-03 (3).JPG次に、去年の藁を撒くことに。藁も田んぼ全体に行き渡るようにするため、藁束を何か所かにわけて置くと、束ねていた紐を外した方がよいことに気づいた子たちが、自主的に作業をしていました!
5-03 (4).JPG5-03 (5).JPGその藁を"押切り"という道具で細かく刻みました。押切りは、藁の束をザクザク切断できる凄い切れ味の刃物。誤って怪我をしないよう気をつけながら、一人ずつ体験。どんどん切って細かくした藁を、田んぼに残る隈なく撒いていきました。
5-03 (6).JPG藁を刻み、撒く作業と並行し、田を耕起する作業も開始。一人一本ずつ鍬を持ち、土を掘り起こしながら後退していきます。担当する幅を決め、勢いよく取り掛かったものの・・・。
5-03 (7).JPG土をただ掘り起こすだけではなく、表層と深部を引っ繰り返すことにより、昨年の古い稲株や先ほど撒いた土壌改良資材や藁、雑草をすきこみ、土を細かく砕かなければなりません。鍬の使い方もまだ不慣れなので、すぐに疲れて休憩してしまう学園生たち。
5-03 (8).JPGだんだんに、作業が遅い子と速い子の差が!口ばかり動かし、ほんの少し鍬を振るって休んでは注意される子たちがいたり、表面の土を軽く掘っただけで、どんどん後ろに下がっていく子たちがいたり。なかなか一度で、しっかりと深く鍬を入れ、土を起こして引っ繰り返すようにし、細かく砕くことはできないと思ったのか、とりあえず起こし、後で引っ繰り返して砕く作業をしようと考えた子もいた様。
5-03 (9).JPG一生懸命やっているのだけれど、隣りの子との隙間ができ、だれも起こしていないゾーンが出現。そこここで、「俺、ここまでだし!」「いや、ここはそっちだし!」という揉め事が・・・。
速いけれども適当な作業をしていると、結局後でやり直さなければならず、余計に時間がかかるので、急がなくていいから丁寧にやるよう何度も注意される子たちも多く・・・。
当然、午前中だけでは終わらず。
5-03 (10).JPG午後も引き続き、耕起作業。少しずつ鍬の使い方がわかり、無駄な力を入れずに作業できるようになってきた子もちらほら。田起こしには、土を砕いて空気に触れさせて乾かし、稲の栄養となる窒素分を吸収しやすくし、土の中に酸素を入れることによって微生物が活発に活動し、古い稲株などの分解を促進する働きがあるということをしっかりと理解して作業していた子は少なかった様。そして、相変わらず休憩ばかりしている子たちはいたけれど、田んぼ全体が掘り起こされたので、土の塊をなるべく細かく砕いたり、手つかずのゾーンを見つけて耕起したり。
5-03 (11).JPGもう一息!というところまで来ると、立ち仕事から逃れようとする子たちも出現。何もしないで休んでいたら、指導員に叱られると思った子たちが考えだした、座り込むための口実が、「昨年の稲株を手でばらしてるの!」というもの。全ての稲株を手でばらばらにすることなど、到底できないことなのにもかかわらず。
5-03 (12).JPGともかく、みんなでできる限り田んぼを起こしたので、午後4時頃にはこんな感じになり終了。手の皮がむけたり、腰が痛くなったりした子もいて、人力田起こしの大変さを嫌という程わかった学園生たちでした。
冬の間眠っていた田んぼの土が生き返り、数日後には耕運機で仕上げ、いよいよ今年の稲作に向けた作業が本格化します。

16/05/10

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