売木村山村留学センター
売木学園

〒399-1601
長野県下伊那郡売木村45-551
Tel:0260-28-2116
Fax:0260-28-2116
お問い合わせはコチラ

">HOME >  ブログ >  シルバーウィーク4日目

売木村の山村留学ブログ

シルバーウィーク4日目

9,22 (1).JPGシルバーウィーク4日目(9/22)は、8月末に行う予定で延期になっていた恵那山登山(日帰り)をすることに。前日は登山に備えて体をよく休め、ミーティングをし、服装や持ち物を整えておき、当日は7時にセンター発。の予定が、持ち物が揃っていなかったり、帽子がなくなったと探したりする子がいて、出発時間が遅れてしまいました。車で1時間ほど走り、阿智村の峰越林道ゲートへ。恵那山は、長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる木曽山脈の最南端の、標高2,191M の山。登山道は幾つかあり、今回は広河原登山口から頂上を目指すことに。登山届を出し、リュックサックの肩紐や靴の紐を調節し、まずは林道歩き。上り坂を歩くこと30分。
9,22 (2).JPG9,22 (3).JPG
8時50分、登山口に到着。一列になって少し下り、ドキドキしながらバランスをとって渡渉。
9,22 (4).JPG9,22 (5).JPGいよいよ登り始めました。急登です!はじめは遅すぎると感じるくらいのペースで歩いたので、息が乱れる様子の子はほとんどいませんでした。
9,22 (6).JPG9,22 (7).JPG登り始めて40分経ったら、5分ほど休憩し、衣類の調整をしました。半袖Tシャツの上に長袖を2枚も着ていた子は、汗だくに!短い休憩でも、座り込んで早速行動食を食べる子たちも。また歩き出すと、徐々に登山道は、笹薮に。登山道には看板が整備されており、山頂を10とするとどの辺りまで登ったかがわかるので、目安にしたり励みになったりします。「もう、3/10登ったんだぁ!」
9,22 (8).JPG9,22 (9).JPG
急な登りばかりではなく、時々は緩やかな登りの所も。展望のきかない、代わり映えしない景色に、疲れてきた様子の学園生たち。はじめはおしゃべりする声が聞こえていたものの、次第に全員が押し黙り・・・。「お通夜みたいな登山になってるけど・・・皆、大丈夫?」と、先導するセンター長が心配したほど。
9,22 (10).JPG9,22 (11).JPG登山道は手入れが行き届いているのですが、まるで藪漕ぎをしているかのような、笹藪の中の道。背の髙い中学生よりも丈のある笹だらけ。しばらく歩くと、景色が開けた所に出て、「うわぁ!」と歓声をあげる子たち。けれども、ガスっていてあまりよく見えません。
9,22 (12).JPG

9,22 (13).JPG


さらに笹藪の中を歩き続けました。笹の中を潜るように進む小学生たち。ずっと登り続けているものの、呼吸が乱れるほどの速さでもなく遅くもない、とても良いペースだったので、登山口から2時間かからずに6/10地点へ。時々、赤い実が生っている植物を見つけると、「これ、食べられますか?」と毎度お決まりの質問をする子も。
9,22 (14).JPG9,22 (15).JPG鎖場とまではいわないけれども、ロープを頼りに登る箇所もありました!「結構怖いなぁ。」なんていう声も。「苦しくはないけど、足が痛い・・・。」とつぶやいている子も。40分歩いては数分の休憩を挟みながら、頂上まであと3分の1の所に到達。ひたすら登っているので、休憩が待ち遠しくてたまらなくなっていた子どもたち。「休憩!」の声がかかると、すぐに荷物をおろし、腰を下ろして、行動食や水分を補給。
9,22 (16).JPG

9,22 (17).JPG休憩は立ったままでが原則ですが、皆座ってしまうので、次に歩き出すのが億劫に。更に険しい登りが待ち構えていると、ヘロヘロになってしまう子もいました。もう登頂し下山を始めた人たちと行き交う時には、登山道を譲り合ったり挨拶を交わしたり。「あと少しだよ。ガンバレ!」と励ましてくださる方もいらっしゃいました。9/10の看板を見つけ、「もうちょっとだ!」と自分を鼓舞し、力を振り絞る学園生たち。
9,22 (18).JPG
一歩一歩足を前に出して、最後の登りを歩きます。木々の間から空が近く見えるようになってきました。40分歩き、休憩の声がかかると、早く山頂に立ちたいと逸る子は、「もう休憩しなくていいから、登っちゃいましょうよ。」と。
9,22 (19).JPG登山道を歩いていくと、少し開けた所に沢山の人たちがいて、そこが山頂でした!最後はあっけなく頂上に立ったという感じ。12時ちょっと前、全員無事に登頂したので、記念撮影。山頂展望台に上った子もいましたが、ガスっていたことと、周囲に背が高い針葉樹林があるため、ほとんど何も見えず。
9,22 (20).JPG9,22 (21).JPG
日本百名山に選定されているだけあって、多くの人が恵那山登山を楽しんでいました。子どもたちは「おなかすいた!」「早くお弁当食べたい!」と口々に言うので、もう少し歩いて山頂避難小屋の方へ行くことに。標高2000Mを越えるともう紅葉が美しく、目で楽しみながら歩きました。立派な避難小屋やトイレを見てから、これでもかというくらいご飯がぎっしり詰まったお弁当を、ぱくぱく食べていた学園生たち。半袖のままお弁当を食べ始めたところ、かいた汗で体が冷えてきたようで、慌ててフリースなどを着込んでいました。山は寒いということを実感した様。
9,22 (22).JPG9,22 (23).JPG
収穫したりんご(つがる)を、恵那山の頂上でも丸かじり!避難小屋の裏の岩場を登ると、天気が良ければ北アルプス・中央アルプス・南アルプス・富士山などの展望が得られるらしいのですが、はりきって登った小学生たちは「何にも見えませ~ん。」と。でも、キャッキャッと叫んで遊んでいました。残念ながら、360度のパノラマを見ることはできませんでしたが、登りきったという達成感に満ちあふれていた学園生たちでした。
9,22 (24).JPG9,22 (25).JPG「え~っ?もう下りるの?」と名残惜しそうな子もいましたが、13時、下山開始。下山にも結構時間がかかるのです。どんどん下りていきながら、「こんなに急な道だったっけ?」と首を傾げる子も。一歩一歩慎重に歩いている子もいれば、木の根や刈った笹に蹴躓いてバランスを崩したり、ぬかるみで滑り尻餅をついたりする子もいました。
9,22 (26).JPG
9,22 (27).JPG足にかかる負担を分散させようと、拾った木の枝を杖がわりにして歩いていた子が何人かいて、上手に下山していました。登ってきた道を下るので、やはり笹藪の中の道をぐんぐん歩きます。なかなか足が前に出ず、前の人との間隔が長くなりがちな子もいましたが、ようやく5/10地点を通過。あと半分!
9,22 (28).JPG9,22 (29).JPG意外に長く感じる下山。学園生たちは、登りの時よりは少しおしゃべりをしながら歩いていました。下界は晴れているらしく、展望の開けた所では、遠くに飯田の街並みが見え、驚喜の声をあげていた子も!下りも40分ほど歩いたら数分の休憩を挟みながらです。この頃になると子どもたちの間で、「行動食、あと何が残ってる?」という会話が頻繁に交わされていました。目安となる看板が現れました!2/10地点。
9,22 (30).JPG9,22 (31).JPG笹藪地帯を通過し終え、最後の休憩。残りの行動食を食べ尽くし、大きな声では言わないけれど疲れが足にきている様子の学園生たちでした。ここから登山口まで、もうひと踏ん張り。けれど、はじめに登った非常に急な斜面を今度は下るのです。「こんなところ通ったっけ?全然覚えてないわ。」「ここ、俺は覚えてるよ。」などと数時間前のことを思い出しながら、怪我をしたり転落したりしないように気をつけながら運歩。20分ほど下ると、川の流れの音が大きく聞こえ、朝渡った橋が見えてきました。渡渉して、下山完了!林道に出た途端、走り出さんばかりの速さで歩く学園生たち。30分弱歩き、車に乗ってワイワイ騒ぎながら、17時15分頃センターに全員無事到着。

見晴らしは良くありませんでしたが、高い山でしか見ることのできない植物に触れたり、自然の美しさや厳しさを感じたりすることができた登山活動でした。苦しい時もあったと思いますが、自分の甘えや弱い心に打ち克ち、自分に自信を持つことができたと思います。翌日も全く筋肉痛に悩まされなかった子どもたち、さすがです!

15/09/26

ひとつ前に戻る