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山村留学第35期スタート (2017.4.26)

こんにちは。
留学センターの有坂です。

もう四月も終わりに差し掛かりました。
センターの桜はまだ咲いていません。

4月5日に入園のつどいをしました。
続々とセンターに人が集まってきます。
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大人も子供も緊張している様子。

ただ、去年から山村留学している学園生は我が家に戻ってきたかのようなそぶりでした。
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また一年、山村留学が始まります。
今年度も一年よろしくお願いします。

学園生は入園から数日たつと徐々に打ち解けていきました。
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あまり会話をしない組み合わせでも、週末の活動で同じ班になるとちゃんと会話はします。

4月8日は村巡りをしました。
継続生と新入園生が同じ班になるよう組み、その日は班で行動します。
湧水を飲む、いい匂いのする花を取ってくるなど、いくつか課題を出しました。
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雨の中の村巡りでしたがそれぞれ楽しむことができたようです。

9日にはきのこの植菌をしました。
売木村では昔、しいたけ栽培が盛んでした。
その文化を体験するため、また、自分たちで食べ物を作る体験をするためです!
残念なことにこの日に植菌した原木からしいたけが出るのは、来年の秋ごろになるのですが...。
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ドリルで原木に穴をあける作業が最も緊張したようです。
「ドキドキする」「怖いんだけど...」とためらい気味でしたが慣れてくるとサクサク進みました。
穴をあけた場所に種ゴマを打ち込み、仮伏せをしました。
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再来年、たくさん収穫できるといいなと思います。

15日にお茶碗づくりをしました。
センターでは毎年、自分で作ったお茶碗でご飯を食べています。
今までは阿南町にある陶芸館まで行っていたのですが、今年度から売木に陶芸館がオープンするので今回はそちらで作ることに!
ある学園生はどんなお茶碗を作ろうか朝から考えていました!
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陶芸教室で思い思いのお茶碗を作っていきました。
去年の個人体験で焼き物をした学園生に粘土の質について尋ねてみると
「ここの粘土のほうがいい粘土!」と言っていました。
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お茶碗の完成が待ち遠しいのか、今でも学園内でお茶碗の話が出てきます。
この日は午後に竹箸作りもしました。センターの近くの竹やぶから竹を切り出し、お箸を作ります。
「一つの竹をみんなで分け合い、お箸をつくる」のは一年間、このメンバーで協力して過ごす、という意味が込められています。
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ナイフで竹を削っていき、お箸にしました。
夕食で早速使ってみると、何人かの学園生は「使いやすい!」と感想を漏らしていました。

16日にはジャガイモの種イモを植えました。
センターの前の畑で畝を立てるところから始まりました。
新入園生は鍬の使い方がよくわからずたどたどしい感じでした。一方継続生は慣れた手つきで畝を立てていきます。うまくできない新入園生の分をカバーし、6本の畝を立てました。
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そこにマルチシートを張り、種イモを植えました。慣れない畑仕事で疲れたのか「おなかすいたー」という学園生がたくさんいました。種イモをみて「ジャガイモ食べたくなってきた」「じゃがバター食べたい!」「たくさん収穫しよう!」収穫する日を夢見て畑作業をしました!

4月23日は農家対面のつどいでした。
学園生は数日前から誰と一緒に過ごすことになるのかそわそわしていました。
久しぶりに家族に会えるためつどいの直前はうるさいぐらいの盛り上がりでした!
家族と一時間ほどの再開後、農家対面のつどいがスタート!
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売木の受け入れ農家さんと家族のように過ごすことになります。
受け入れにあたって、「学校であったことを農家のお父さん、お母さんに話します」「テレビは一日三十分までにします」と農家でのルールを発表したり、「農作業をしたいです」「毎日手伝いをします」など、農家生活中にやりたいことも発表しました。
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自分がどの農家さんの家に行くことになるのか、発表されるときは緊張の一瞬!
発表された子は受け入れ農家さんの前で「一年間お願いします」とお辞儀をしました。
つどいが終わり、荷物を車に運び込むと笑顔でセンターを出発しました。
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農家生活を楽しめるといいですね!



番外編~学園生が学校に行っている間の動き

学園生が学校にいる間は基本的にはセンターで学園通信や週末の活動指導案を作っています。
それがひと段落すると休憩に入るのですが、学園生に大人が何かに打ち込んでいる姿勢を見せるため、自分の興味が惹かれるものに取り組むときもあります。

一年間、学園生とキャンプをしたおかげで、「火おこし一年生」だった私もマッチさえあれば雨天でもなんとか火を起こせるようになりました。偶然、去年、火打ち石で火をおこそうとした子が捨てた火打ち石(石英)を発見し、火打ち石を作ることに。
火打ち石で火をおこすには火打ち金という道具が必要なことがわかり、作りました!
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ボロボロになったのこぎりの刃を三つに折り、溝を掘った角材に刃を3枚重ねて挟みました。
早速、石英に火打ち金を打ち付けると火花が!!
「これはいける!」と自信を持った私は、枯れたヨモギをくしゃくしゃにして繊維をむき出しにしたものに火花を落としました。
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が、焦げ臭いにおいがするだけでヨモギは燃えませんでした!

固い石を使えば火花の量が増えるそうなので、もっと固い石を手に入れてから挑戦します。
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火打ち石で火花が出るのを学園生に見せたら予想以上に興味深々でした!


キノコの植菌をした数日後、売木村のしいたけ栽培の歴史を知るために詳しい人に話を聞きにいきました。「週末活動で学園生にキノコの植菌の話をしたときに売木の歴史と絡めて話せばさらに良い話ができるかもしれない」と思ったからです。

悲しいことに二時間話を聞いて、今でもパッと言えるほど鮮明に残っている記憶は「きのこの菌糸は伸びていきやすい方向と伸びていきにくい方向がある」ことと「売木村ではどんこ、根羽村ではこうしんが有名」ということの二つです。後者の方は気温差が関係しているためどんこが取れやすいようです。
話を聞いてから数日後、みどりの少年団のきのこの植菌で余った種ゴマがセンターに回ってきました。なめこの菌が多く余っており、先日聞いてきた話を実践することに。なめこの菌糸は一年間に縦に17cm、横に3cmほど伸びるようなのでそれを基準に植菌しました。ほだ木は去年倒木した白樺が残っていたのでそれをメインで使いました。16本のほだ木に植菌してセンター前の林の中に置いておきました。
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収穫できるのがふた夏越えた後になると思うと少し残念な気持ちになりました。気長に待たなければなりません。

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信州の南の端。峠に囲まれた小さな山里、うるぎ村。